蔵囲夢

蔵囲夢は、1900年（明治33年）から1913年（大正2年）にかけて旭川駅に隣接して建てられたレンガ倉庫群を、地域文化を育む拠点としてリノベーションした複合施設です。性格の異なる「大雪地ビール館」「デザインギャラリー」「コレクション館（チェアーズギャラリー）」「リハーサルホール」の4館に、現在も事務所として使われる上川倉庫事務所、さらに倉庫2棟を加えた計7棟で構成されています。いずれの建物も文化庁の登録有形文化財に登録され、建築史的にも価値の高い赤レンガ景観を今に伝えます。

デザインギャラリーは、プロのデザイナーから学生・市民まで幅広い作品発表の場として親しまれ、ほぼ毎週のペースで展示が入れ替わります。毎年6〜7月には「旭川デザインマンス」の会場となり、優れたデザインを紹介する企画展も開催。旭川のデザイン情報発信基地として機能しています。
コレクション館（チェアーズギャラリー）では、世界的な椅子研究家・織田憲嗣氏のコレクションを公開。家具デザイン史に残る名作椅子の数々を、半年ごとにテーマを変えて展示します。このほか、地ビールと郷土料理を楽しめる大雪地ビール館、音楽・舞台の練習や発表に活用されるリハーサルホールがあります。歴史的な建築の息づかいを感じながら、ふらりと立ち寄って買い物やアート鑑賞、カフェタイムを楽しめます。