おかだ紅雪庭

旭川の中心部からほど近い5条通16丁目にある「旧岡田邸」は、国の登録有形文化財に指定されている貴重な建造物です。昭和8年に建てられ、「見積りの無い建て方」と呼ばれた贅を尽くした建物で、完成まで2年の歳月を要しました。現在は「旧岡田邸200年財団」が、建物に新しい息吹を与え活用しながら未来に残すという「動態保存」という考え方で、蕎麦と料理が楽しめる「おかだ紅雪庭」を運営しています。

お席は、接待や会食に最適な「個室」はもちろんのこと、ランチで気軽に利用できる「テーブル席」や、庭園を望む「カウンター席」も完備されています。 どの席からも、四季折々の表情を見せる手入れの行き届いた美しい日本庭園を眺めることができ、街の喧騒とは無縁の、静かな時間が流れます。

この特別な空間でいただくのは、まさに「蕎麦と料理」の名にふさわしい、洗練されたお蕎麦の御膳。 もちろん、蕎麦はこだわりの手打ち。 この地域が誇る、大雪山系の清らかな水で育まれた北海道産のそば粉を使用し、職人が丁寧に仕上げた蕎麦は、香り高く、キリリとした喉ごしが特徴だと評判です。

つゆも、厳選した素材から引いた上品な味わいで、蕎麦の繊細な風味を際立たせます。 お蕎麦だけでなく、御膳として共に供される季節の小鉢や、サクサクの天ぷらなども、北海道の「地域食材」をふんだんに使った、丁寧な仕事が感じられるものばかり。

文化財という「系譜」、選べる「上質な空間」、そして北海道の「地域食材」と「水」。 これらすべてが融合した「おかだ紅雪庭」でのお蕎麦は、単なる食事ではなく、五感すべてで味わう「体験」と言えるでしょう。 大切な方とのランチや、少し贅沢な時間を過ごしたい時に、これ以上の場所はないと評判です。